2019-02/28 VC corbas フランス日記② トレーニングキャンプ

Hiryuブログ

Bonjour!
今回はだいぶ遅れていますがスペイン合宿編です!2/16~2/20までトレーニングキャンプとしてempuriabrava(エンプリアブラーバ)に行ってきました。今回のキャンプを通してチームの色々な方と関わることが出来ました。
では、その内容と様子をどうぞ!

DAY1


午前中は車で移動、午後は練習というスケジュールでした。今年はVC Corbasのチームカーが新しくなりmercedes-benz CLA shooting brakeが配備されているのですが、なんとそれに乗れることに!
運転するのはマネージャーのSamuel(サミュエル、通称サム)、助手席にKhelly(ケリー)、後ろに自分、Valentin(ヴァルンタン)、Lucas(ルカ)という感じでした。


移動時間は長く会話するチャンスも多かったのですが、最初は初対面なのもありあまり積極的という感じでいく事は出来ませんでした。本当は自分から行かなくてはいけないし、自分もそれが好きなのですが、どうも最初から英語onlyなのも失礼な気がしてモジモジしていた訳でした。


しかしそれを気遣って英語を使って話しかけてくれたのは皆でした。Hi,Hiryu ca va?から始まり英語で合わせて会話をしてくれました。(ちなみに呼ばれ方は イヤァユゥが 近い)

それからは分かるフランス語単語を少し交えて会話し、皆のお陰で「全然喋れず打ち解けられなかったらどうしよう」という不安が吹き飛んだのでした。
でもこれは完全にチームの皆が僕に気を使って英語を使ってくれているに過ぎません。早く習得してしっかりフランス語で喋りたいという気持ちがヒシヒシと湧いてきました。
とは言えまだフランス語で会話できない現状は変わりません。英語でも何でもありがたく使ってチームの人間に打ち解けるのが最優先だとこの時は思いました。
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【新しいチームカー】

そんなこんなで移動を終えついたのがempuriabravaのxonz hotel。ここは多くのサイクリストが利用するホテルのようでした。
相部屋はヴァルンタン。山中湖cyclisme formationで日本を走る予定のスプリンターです。彼は非常にわかりやすい英語を使ってくれたのでとても助かりました。(&フランス語を教えてくれています)


そして午後は問題の練習。…問題、とは初日早々やらかしてしまったのです。このは日DNチームとクラブの選手が分かれて練習する日だったのですが、理解が追い付かずDNの班に乗り損ねてしまったのでした。(途中のラウンドアバウトで別れたが、集団の流れに乗っていたのもあり、すぐ気付けなかった。言い訳です笑)
この日はDNチームは70km、クラブが60kmだったのですが、この日は少し青ざめてのライドでした。しかしそれに気付いたサムとthomas氏と話す機会が多かったのですが、「慣れない地だし、初日だからステップにすれば問題なし!」とフォローしてくれました。練習後もリシャー監督やDNチームに「理解できてなかったよ、ごめんなさい」と伝えると全員が揃って「明日、明日」と笑顔で言ってくれました。


なんて良い人達なんだ。純粋に、ただそう思いました。ネガティブさが0で常にポジティブ。そんなチームの印象でした。
自爆をフォローしてくれた、に過ぎないストーリーなのですが、慣れない地・知らない人達の中でのこういった経験は想像以上に安心感と信頼感を感じられます。「こりゃ、頑張るしかない!」これが1日目の大きな経験でした。
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【Xons hotel

Day2


合宿2日目は午前と午後を使い150kmの練習。
午前は約80kmペースで走り終盤に3班に別れてローテーション練習とTTT(チームタイムトライアル)の練習でした。オールアウトという強度ではなかったが程々にこなせたと思います。ハンドルの交換が間に合わず、幅が400mmと自分には広い物を使っていましたが、次第に少しずつ慣れてきて大きな問題はありませんでした。


このタイミングで同じグループを走ったフロリアン、シリル、ユーゴと仲良くなりました。フロリアンは背が高い大柄、シリルはやんちゃ(?)な性格、ユーゴはクールで優しい印象です。(みんな優しいのですが!)


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【午前】


昼食を終えて午後は山へ。良いペースで山を終えるとこの日の大本命、山岳TTテストへ。

簡単に言えば山岳TTで、やる気がみなぎっていたが蓋を開けてみると斜度が15%近くあったり、強風が吹き晒しだったりと散々な目に遭いました。数人抜いたものの後からスタートしたトマ、バンジャマン、アレックスにぶち抜かれます。


確定していないポジション、ハンドル幅、厚みのあるバーテープ…言い訳なんて幾らでもあるのですが、間違いなく言えるのはこの時僕よりも速かったという事。別にDN3チームを舐めていた訳ではありませんが、しっかり僕よりも強い人が何人もいることに安心しました。山岳能力に焦点を当てたとしても今後どうやって彼らよりも強くなればいいのかを試していけばいいわけですから成長のスピードが違うと思います。特にトマは年齢も近くパンチャー系の選手。負けていられません!

この日自己評価としては「あまり上手くいかなかった」だったのですが、オリオル監督はある程度評価してくれたようでした。もっとアピールしていかないと。
ご飯を済ませてミーティングに参加し近所のバーをクリストフ達と体験して就寝。

Bonne nuit.


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【午後】

DAY3


この日は100kmをペースで走り、最後にレース走をするというメニューでした。長い時間ペース走をする中で二列で走る以上、流れで隣になった選手とは会話をするチャンスだと言えます。勿論フランス語で会話できれば文句なしなのですが、精一杯で英語、フランス語の単語をちょこっと使う程度なので合わせて英語で会話してくれた皆さんに感謝してます!


走っている最中に色々とフランス語を教えてくれるので練習と同時に勉強にもなりました。少量とはいえ勉強して身についたと思っていた単語も忘れてしまっていたことが多く、直接教えて貰ったことは頭に残りやすく感じました。なによりも現地の人が使っている用語・発音なので、「それを覚えれば間違いない」というのが大きいと思います。


アップダウンを含む100kmを終えてレース走へ。ルールはリーダージャージチームと逆転を狙うチームに別れ、崩しあい、コントロールを練習するというもの。勿論ステージも狙いたいという設定。その中で自分とロレンゾが逃げ役を任されていましたが、いざ始まってから問題発生。


ビハインドをつけてロレンゾと逃げますがお互い途中でコースを間違えレースに絡めなくなってしまいました。道が似ていて曲がる個所を間違えてしまったのです。
これが二度目のやらかし。ロレンゾもごめんと謝ってくれてましたが、いやいやいや、僕の方こそごめんなさい!!でした。言語で足を引っ張っている以上それ以外は僕がしっかりしないと。
監督陣もみんなもそれはたまにあることだ!って感じで今回もポジティブに切り替える事ができました。今後繰り返さないようにしよう。
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【最後のミスが無ければ😅】
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DAY4


最大の山場ステージでした。160km、3000m↑
データだけ見ると日本でも気合の入った土日にこなしているような感じですが中身が全く違いました。まさに山岳レース。峠は合計4つ上りましたが、基本的にコースはアップダウンなので体感の獲得標高は5000mとかに感じました。
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【きつかった。】


またこの日は「長い代わりにエンデュランス」と言われていていたのですが、全然エンデュランス強度ではありませんでした。集団の移動で150~160BPMだったので体感的にはsst。アップダウンなので常にその心拍数ではありませんが、それが小さいインターバルになりチクチク苦しかったです。決してオールアウトする強度には程遠いのですが、何しろ地味に苦しい時間が長い。きつかったです。


あとは基本的にノンストップ。チームカーが帯同しているので峠を終えた後に補給食を貰ったり、ドリンクを貰ったり、ウインドブレーカーを貰ったりするのみです。
そんなこんなで最初の峠。ペースが徐々に上がり自然にレース走が始まります。脱落していく選手も多かったですが気合で先頭グループでフィニッシュ。ちぎれる直前でした。でもそのグループは6人とかだったのでクライマー組には残れた感じでした。


次の峠は無事死にました。短めなものの斜度が厳しい峠でした。中盤で少人数の先頭から千切れ全く振るわず。ハンドルが広くパワーがかけにくいのも感じましたが、斜度が厳しすぎる峠は改善余地がありそうです。20%近くになると他の選手よりも余裕がありませんでした。
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【みんな撮影もサクサクっと!です】


三つめは一番メンタルにくる峠でした。すでに130kmほど走り2回のレース強度。疲労も少なからずあり、非常に苦しいものとなりました。峠に入る前に3人アタックしていきましたがそれには乗れず。(というよりもみんな「オララ~~」という感じだったので捕まえられるだろうと思った)
しかし淡々と平均斜度6%程の峠を上っていくと一人、一人と徐々に人数を減らしていきました。僕も千切れたら楽になるという気持ちも出てくるほど徐々に厳しくなりましたが、そんな理由で千切れている暇はありません。逃げを除いた先頭は5人になっていましたが、耐えて耐えて生き残りました。

きついですが、強くなるには良い意味で無理が必要です。年齢の近いトマが牽いている集団から遅れたらそれこそまた負けてしまう事になります。また自分より強い選手がいて安心したと書きましたが、安心して終わっていたらそれこそ選手としての終わりです。なんとか食らいついて高い練習強度を奪っていく必要があります。


峠を越えて最後の峠へ。難易度は今までよりも低い峠で平均斜度も5%程。最後と言う事で俄然やる気も出てきました。中盤でアタックがあり、ある程度集団が絞られました。今度はその勢いを利用して自分がアタック。だんだん他の選手の苦しい顔も見え、集団を牽いてみる事に。終盤ペースを上げようと思ったときトマがぶっ飛んでいき、それにバンジャマン、自分と続いたがそのまま3位で峠を越えました。
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【これでも疲れてます笑】


スペイン合宿に来てからやられっぱなしだったので何かしてやりたいと思っていましたが、少しでも先頭での戦いに参加出来て良かったと思います。これは合宿ですが、限りなくレースに近い物なので意味は大いにあると思います。
この日もいつも通りミーティング、食事、バー(サッカーのオリンピックリオンvsバルセロナでめちゃくちゃ盛り上がった!)を済ませて就寝。
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f:id:hiryubmc02:20190228211128j:image【応援、楽しかったです!暗いですが😅】


DAY5


この日は軽く2時間乗り午後に帰宅予定。荷物を○時までにどこに置いておくとか、練習後部屋には戻れないとか、細かい動きを聞いてミスをしないように心掛けました。
練習は大きな問題もなく終え、いざ帰宅。帰りも行きと同じメンバーでCLAに乗りました。行きの時こそ初対面でしたが、この合宿を通して仲良くなれたのが自分にとって大きな経験になりました。
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【この日は集合写真も!】


途中で夜ご飯兼ご褒美(?)といてマックに寄ったのですが、窓からオリオル監督の顔が出てきて咄嗟にケリーがやりました!と皆で足の引っ張り合いをしていて面白かったです。
言語はまだ分かりませんが、雰囲気や流れ、表情をしっかり観察していけば、なんとなくわかる時があります。例えば言語そのものが分からなくても、分かる比較対象があれば理解することも出来るのです(何に対して笑っているとか)。勿論そんな状態を続ける気もありませんが、言語がわからないから黙り込むというのは絶対にNGだと思います。
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そんな訳でスペインのトレーニングキャンプが終わりました。一瞬の出来事に感じました。初対面だった全員と関わる事ができたし、殆どの人の名前も覚えました。言語能力が堪能でない以上常に笑顔で相手の名前を憶えて意思を見せる。めんどくさがったら終わりです。本来めんどくさいのは言語を合わせてくれているあちら側なのですから。これからも少しずつフランス語を試みて生活していきます。

そして初レースですがGP de Chavanozに決まりました。頑張ってきます!応援宜しくお願いします!

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2019-03/07 VC Corbasフランス日記③ 生活編
フランスで生活し始め、早くも1か月近くが過ぎようとしています。早すぎて自分自身びっくりしています。よく言われる「時間は限られている」を実感しています。この一か月はスペインで合宿し、初レースを迎えてシーズンインとなりました。生活の基盤も自分...

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